朗読劇とのライブペイント ⭐︎ 星新一 朱川湊人 宮沢賢治

くわナです！

下北での朗読劇とのライブペインティング、無事終了しました！

いつもは、音楽に合わせ物語を描いていくように、どんどん絵を変えていくやり方を主にしています。（２０〜３０分）

今回は、海千山千 企画

修道女の３人が、日替わりで訪れるゲスト役者さんと共に朗読劇を繰り広げていき、ストーリーに沿って絵を描いていきました。

朗読作品の合間合間には、修道女の３人がゲストの悩みを聞いたり、歌を披露したりの１時間半でした。

絵と朗読にアコーヂィオン生演奏も入り、作品を何倍も楽しめたのではナいでしょうか！

星新一「小さな十字架」

８分くらいの短い作品で、朗読に合わせ絵を変化していくには、かなりのスピード勝負でした！

ここでちゃんとできないと（観せれないと）、残り二つの作品にも影響してくるので、この作品がカギでした。。

朱川湊人「栞の恋」
こちらは４０分くらいあり、朗読に100％耳を傾けられるように筆を置くところも多く、じっくり聴きながら話に沿って作業できました。とても面白い作品でした、さすが「世にも奇妙な物語」もされてる作家さんだナ〜と。。

毎回、ゲスト役者さんが違うと？　絵も違ってくる〜
「サリーは、くに子が思ってるようなサリーではなかったシーン」「くに子が喜寿を迎えるラストシーン」、特に筆がのりましたっ！！
宮沢賢治「いちょうの実」
そして、賢治！　こちらも１０分くらいに感じましたが、旅立つ子供たちのドキドキ感と、北風の「〜さよならさよなら」のシーンが印象的で、スピーヂィーに全面、刷新しました！終演後、お客さんに毎回、「女の子の絵を撮りたかった〜」と言われてました（笑！
これは、今回に限らず、ライブペイントにおける最終的な絵にあまり意味はなく（って言っちゃうと、無くはないのですが！笑）音やお話とともに絵が動いていく「瞬間」にこそ、醍醐味があると思っています。音のように消えていきたい。。。でも絵だ、いや音にナりたい。。

シスターたちの掛け合いも上手く、毎回朗読ゲストが変わり、
それぞれの「声」に魅了されながら描くことができました！アコーディオンの生演奏も、筆運びをノセテくれましたっ！


「ことしもこれで、まず、さよならさよならっていうわけだ。」といいながらつめたいガラスのマントをひらめかしてむこうへいってしまいました。
お日様は燃える宝石のように東の空にかかり、あらん限りの輝きを悲しむ母親の木と旅に出た子供らとに投げておやりになりました。　 by 宮沢賢治「いちょうの実」

よいお年を！　クリスマスを！　 2020年の師走を〜！